『俺を好きなのはお前だけかよ(俺好き)』第10話「俺だってたまには活躍する」感想です。
前回あらすじ
バイトを始めたジョーロは充実した日々を送っていたが、逆にパンジーとの関係はギクシャクしていく。パンジーはジョーロが本の弁償に託け、自分の劣等感を解消するためにバイトに励んでいるだけと見抜いていた。葉月保雄(ホース)と出逢い、自分の大切なものに気付いたジョーロは、パンジーに謝罪。後日、ひまわりが『こころ』をプレゼントしてきた。彼女はテニスのラケットも買わず、ジョーロのために本を買っていたのだ。テニスを蔑ろにしたひまわりを叱るジョーロだったが、彼女の想いに感銘を受ける。そしてテニスの大会当日、ひまわりはジョーロの頬にキスをするのだった。
10話あらすじ
ある日、ジョーロは理科準備室に連れ込まれる。そこにいたのはたんぽぽだった。例のベンチで、たんぽぽはサンちゃんとパンジーを付き合わせる手伝いをして欲しいとジョーロに頼む。
たんぽぽは野球部のマネージャーでサンちゃんに彼女を作ってメンタルを安定させるためと、その結果甲子園出場を果たしマネージャーの自分が注目されたいからだと語った。ジョーロはたんぽぽの色仕掛けに屈し、協力を約束する。そこに現れたのはあすなろ。彼女もジョーロとたんぽぽに協力を約束した。
たんぽぽはジョーロを当て馬にしようとするが、彼女の杜撰な作戦は次々に失敗。あすなろやジョーロは裏でたんぽぽの真意を調査しており、本当はサンちゃんに彼女が出来て欲しいというのは嘘で、パンジーに彼氏を作ってあげたい一心からの行動だった。
たんぽぽはパンジーの中学時代の先輩後輩の関係だった。パンジーは中学時代に何やら不穏の過去があるようだ。たんぽぽの件が解決したのも束の間、図書室の閉鎖話が浮上してきた。
あすなろ再登場
新キャラのたんぽぽが出てきたけど、話はあまり面白くなかった。たんぽぽの自分に自信満々のアホキャラ自体は嫌いじゃないし、表情豊かで見ていて楽しいけども、登場人物がわーきゃーやってるだけの物語にはあんまり興味がないというか、最初のギスギスな感じを見たくて見始めたのに、みんな仲良しになると、他のラブコメ観た方がまだ面白い。どうしても最初にヒロインに対する悪感情からスタートしているので、普通にラブコメやられてもイマイチ好きになれないし。
それでも、あすなろが再登場したのは良かった。まだ諦めないというセリフも聞けたし。天地がひっくり返っても勝ち組になることは考えられないだろうが、せめて引っ掻き回すくらいの役割は欲しい。ジョーロにとっては、一番お似合いだと思うんだけどな。比較的あの中では常識人だし。
図書室閉鎖は流石に無理
学校には必ず図書室を備えなければならないことは、学校図書館法によって定められている。
(設置義務)
第三条 学校には、学校図書館を設けなければならない。
したがって、図書室閉鎖は流石に無理だ。あの世界では学校は図書室を設けなくていいという設定なのかもしれないが。
そもそも昼休みに図書室を占領して、ご飯を食べていること自体なんか言われそうだけど。図書室はたいてい飲食厳禁だし、図書室で騒ぐのもダメだし、あんなにたむろってたら他の人が使いにくいし。しかもそれを生徒会長や図書委員がやっているというのも問題になりそう。図書室をあんな風に使うのを許すどころか自分も使ってるなんて、パンジーは絶対読書好きじゃないやろ。今までなんも言われなかったのが不思議でならない。
サザンカについて
毎回サザンカはジョーロを誘おうとして失敗する下りで出てくるけど、あれは斉藤朱夏さんを毎回ちょっとは出しなさいみたいな契約があるのかなと思ってしまった。いや好きだけどね、サザンカ。カリスマ群たちもいい子だし、励まされてるのも可愛いし。
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