『RE:ステージ!ドリームデイズ』第1話「くっつけて、謡舞踊部」感想です。
1話あらすじ
稀星学園高尾校に転校してきた式宮舞菜は新しい生活に胸躍らせていた。部活紹介で様々な文化部を見学していると、薄暗い廊下に迷い込んでしまう。唯一明かりのついている教室を覗くと、そこは謡舞踊部の部室だった。
在室していた市杵島瑞葉は舞菜を歓迎し、無理矢理部員に勧誘しようとする。そこに現れたのは舞菜のクラスメイトの月坂紗由。強引な瑞葉を叱りつける。強引な手法を取ったのは、瑞葉は廃部の危機にある謡舞踊部を救いたかったのだ。
そこで瑞葉は舞菜に体験入部を提案する。紗由が曲に合わせて踊ったり歌ったりすると、その華麗さに瞬く間に惹かれるのだった。舞菜も一緒に見よう見まねで踊ってみるように提案されると、なんと彼女はすぐに紗由と同じくらいに踊れてしまった。
ところが謡舞踊部の目的が中学の全国大会プリズムステージでの優勝だと聞かされると、舞菜は部を逃げるように出て行ってしまう。どうやら舞菜の姉で、昨年のプリズムステージ優勝ユニット「Stella maris」の式宮碧音のことが関係しているようだ。
紗由は舞菜を追いかけ、一緒にプリズムステージで優勝したいと言い放つ。そのときはアイドルになる気はないと辞した舞菜だったが、翌日、一緒に踊ったあの感覚が忘れられず、部室を再度訪ねるのだった。
ガルパン風ラブライブ〜音楽少女を添えて
原作はスマホゲーム。未プレイ。廃部危機をアイドル活動によって救うという『ラブライブ』的なオーソドックスなアイドルもの。それに加えて姉との確執があったり、主人公がアイドルの才能ありまくりだったり、ちょっと『ガールズ&パンツァー』の味付けがなされている。また全体的な雰囲気はちょっと『音楽少女』に近いと感じた。
突飛な設定は特にないので、まあ無難と言った印象。キャラクターも割とかわいいし、ダンスシーンもCGではなく手書きで頑張っていたので好印象。ゆめ太カンパニーはあまり聞かない制作会社だが、元々乙女ゲー原作アニメを制作していた旧ゆめ太カンパニーと佐藤順一が取締役を務めていたハルフィルムメーカーが合併してできたTYOアニメーションズがグラフィニカに買収されてできた会社。アニメ業界の厳しさが垣間見える。
趣のある声優陣
主人公役の牧野天音はアーツビジョン所属で、今後プッシュされるであろう声優のひとり。紗由役の鬼頭明里は言うまでもなく美少女声優。ラブライブなど歌うたう系のグループに多数出演しているので忙しそう。瑞葉役の田澤茉純はハートインベーダーのキリハ役。そのほかにも新人声優オタ、中堅声優オタ両方が納得できる趣のある声優陣が名を連ね、声豚には必見のアニメとも言えよう。
作品情報
イントロダクション
稀星学園高尾校中等部。遅めの山桜が散り始める頃、一人の少女が転校してくるところからこの物語は始まる。少女の名は式宮舞菜。抜群の歌と踊りのセンスを持つその少女は、とある理由でアイドルの夢を忘れ、 新しい場所で平凡な日々を過ごそうとしていた。しかし謡舞踊部という廃部寸前のアイドル部と出会い、かつての夢が目覚め始める。一度はあきらめようとした夢に、舞菜は仲間たちとともに再び歩み始める。
スタッフ・キャスト
スタッフ
監督:片貝慎 / キャラクターデザイン:谷口元浩 / キャラクター原案:和泉つばす / シリーズ構成:team yoree. / 美術監督:内藤健 / 美術設定:大平司 / 色彩設計:松森より子 / プロップデザイン:大谷道子 / 3Dディレクター:茅野巧斗 / 撮影監督:林昭夫 / 編集:須藤瞳 / 音楽:KOHTA YAMAMOTO / 音楽制作:ポニーキャニオン / 音響監督:亀山俊樹 / 制作:ゆめ太カンパニー×グラフィニカ
キャスト
式宮舞菜:牧野天音 / 月坂紗由:鬼頭明里 / 市杵島瑞葉:田澤茉純 / 柊かえ:立花芽恵夢 / 本城香澄:岩橋由佳 / 長谷川みい:空見ゆき / 伊津村紫:小澤亜李 / 伊津村陽花:花守ゆみり / 式宮碧音:高橋未奈美 / 一条瑠夏:諏訪彩花 / 岬珊瑚:田中あいみ / 白鳥天葉:日岡なつみ / 帆風奏:阿部里果 / 緋村那岐咲:長妻樹里 / 坂東美久龍:山田奈都美 / 西館ハク:佐藤実季 / 南風野朱莉:高柳知葉 / 城北玄刃:西田望見
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