アニメ『Re:ステージ(リステージ)!ドリームデイズ』第7話「先輩とはいえ少し黙らせるべきか」感想です。
前回あらすじ
プリズムステージ予選が近付き、勝利に貪欲なみぃはスパルタ練習を課してしまい、メンバーには不満が溜まっていた。瑞葉は一計を案じ、みぃを鈴村女子中学アイドル部代表のオルタンシアの伊津村紫と伊津村陽花と接触させる。みぃは、楽しそうにパフォーマンスするオルタンシアの姿を見て、勝利よりも楽しむことがアイドルにとっては最も重要なのだと気付くのだった。
7話あらすじ
ついにプリズムステージ東京予選当日。東京予選は100組以上のユニットから決勝には4組、全国大会にはたった1組しか参加できない狭き門だ。大舞台に緊張を隠せないメンバーだったが、そこに前回覇者のStella Marisが現れる。
Stella Marisのセンターで舞菜の姉である碧音の姿を見て、舞菜はステージに立つ恐怖が蘇り、その場から逃げ出してしまう。碧音は紗由に舞菜をアイドルの舞台に連れ戻してくれた感謝の気持ちを述べるが、舞菜はずっと浮かない顔をしていた。
公演時間が近付いても戻ってこない舞菜に焦る紗由はひとりで舞菜を探しに行く。タイムリミットぎりぎりで発見するが、舞菜は本校でアイドル部の部員から嫉妬されイジメられた経験がトラウマになっていることを吐露する。
それでも紗由は、舞菜のパフォーマンスはみんなに夢を与えるものだということを伝え、ずっと自分がそばにいると応えた。気持ちが切り替わった舞菜は、紗由やKiRaReのメンバーと共に舞台に立つ。
舞菜のトラウマ
舞菜のトラウマは、舞菜のアイドルとしての才能に嫉妬した部員からのイジメだった。私も紗由と同じく姉の碧音と比較されることが怖いとか、過去にステージで失敗して碧音(かその取り巻き)から批判されたとか、碧音が関わるものだと思っていたが、そうではなかった。
まあこれは元々ゲームで碧音もガチャキャラクターとして出ているので、売上に響くので嫌われるような明らかな悪役キャラにはできないという制約があったためだと思われる。
本校の部員にとってみれば、碧音がいればプリズムステージは勝てると言う目算があるので、彼女の尻馬に乗っていれば良いだけだったのが、舞菜の登場でプリズムステージに出場すら危うくなったのだから疎ましく思うのも分からんでもない。
一方で、高尾校のメンバーからしてみれば、舞菜がいないとプリズムステージでの勝利どころか出場機会すらなかったのだから、必要なメンバーであることは疑いようもない。本来は下賎な見方は良くないけれど、利害関係で言えば一致している。当然ながら、アニメでは美しい言葉を連ねて、もちろんそれに嘘はないのだけれど、高尾校で舞菜が受け入れられるのは必然だったとも言える。
圧巻のライブシーン
プリズムステージのKiRaReのライブシーンは圧巻だった。大抵のアイドルアニメのライブシーンはCGで表情などがぎこちないのだが、『Re:ステージ』は、2分弱を手描きでやり切った。手描きでやるとなると止め絵を連続させたり、同じ振り付けを利用したりという工夫があるもんだが、そういうのもなくちゃんと作り込まれていた。
曲的にソロパートが多い曲なのでキャラをひとりだけ描けばいいというシーンは多いものの、手描きでやろうと決断したその心意気にまず脱帽。やっぱり手描きの方が他パートとの一体感があって美しいし、表情も豊かで観ていて楽しい。こういうアニメが売れてほしいもんだが。
ちなみに今回最近推してるファイちゃんことファイルーズあいさんがモブで出演していた。『ダンベル何キロ持てる?』のひびき役を演じている。
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