『RobiHachi』1話感想 展開が読めないB級スペースオペラ

『RobiHachi』1話「旅は道連れ Journey to the Star」感想です。

スポンサーリンク

1話あらすじ

宇宙人とのファーストコンタクトから半世紀。アラサーのロビー・アージはイケメンだが女に弱く、何度も詐欺まがいに遭っていた。ひょんなことから、秀才で真面目な青年ハッチ・キタと出逢う。ハッチは、何事も自分の想定内のことしか起こらず毎日に退屈していた。

ロビーはまた女に騙されエビの養殖事業に失敗。多額の借金を背負ってしまう。借金取りに現れたのは、債権者に雇われたハッチだった。ロビーは借金取りから逃れるためにハッチを部屋に閉じ込めるが、債権者のヤンが手下のアロとグラを連れて乗り込んでくる。

追い詰められたロビーは、宇宙船で飛び立った。ロビーの家は宇宙船の一部だったのだ。部屋に閉じ込めたハッチも一緒に宇宙に旅立ってしまう。しかし執念深いヤンは、艦船でロビーを宇宙空間まで追いかけてくる。

トラクタービームによって宇宙船は囚われてしまったが、船内には戦闘機が2機搭載されていた。それに乗って出撃するロビーとハッチ。さらにその戦闘機は合体してヒザクリガーになった。2人は奇跡の星とされるイセカンダルを目指す。

B級スペースオペラ

なにこれ?バディものかと思ったら、宇宙に旅立って巨大ロボまで登場という意味不明な展開。ロボットアニメじゃないらしいので、強いて言えばB級スペースオペラだろうか。

イセカンダルとかパロディーもあるので、もしかしたら前期の『ぱすてるメモリーズ』のような雰囲気のアニメかもしれない。先の展開が読めないので、ハッチではないが、ワクワクしてしまうのは事実だったりする。私はこういうB級アニメが大好きなので。

ロビーとハッチについて

ロビーは大雑把で道を踏み外しているが人生を楽しんでいる青年、一方でハッチは出世街道を進んでいるが、日々に退屈を感じているというデコボココンビなのはテンプレート。ただハッチは歩んできた道がロビーとは違っているだけで、性格的にはロビーに近いかもしれない。

ハッチは割と好きなのだが、ロビーは少しうるさく感じた。無理にアニメを盛り上げるような言動を繰り返しているので、逆に白けてしまう。道化キャラが主人公のアニメは出番が多くなりすぎて飽きやすくなる。監督が高松信司氏からかもしれないが、アニメ「こち亀」の両さんを観ているようだった。

作品情報

G.C.0051。ファーストコンタクトから半世紀。超光速航行技術を手にした人類は、 いくつかの種族(宇宙人)と惑星連邦を結成していた。NEO TOKYO 八百八町———。ロビーは、顔は悪くないが残念なアラサー。自称フリーのルポライターだが、仕事上の失敗から契約を切られ、彼女には振られ、 交通事故で死にかけるなど、人生で思うにまかせぬ不運が続き、ついには借金取りに追われる身に。ある日、ひったくりに鞄を奪われたロビーは、一人の青年に助けられる。犯人を捕まえて鞄を取り戻してくれたそのフリーターの青年は、ハッチと名乗った。お礼にと飯を奢るロビー。「曲がった事は大嫌い」と言うハッチ。「楽して暮らせればそれでいい」と言うロビー。「きっと何か面白いことがあるはず」と言うハッチ。「世の中いいことなんて何もないさ」というロビー。二人はまるで正反対。「バイトがんばれよ」「おじさんもね」と言って別れた翌日、 やって来た借金取りはハッチだった。「お前、なんでここに?」「バイトなんだ」ハッチのバイトとは、ロビーが借金をした高利貸しのヤンのバイトだったのだ。「曲がった事は嫌いだって…」「だから借りたお金は返そうよ」追いつ追われつのドタバタのさなか、しびれを切らしたヤンが、 部下のアロとグラを引き連れて姿を現す。絶体絶命!しかし間一髪、ロビーはピンチを切り抜けると宇宙船で大空へと飛び立った。ヤンたちを振り切ったロビーは、 このまま宇宙へ出て「イセカンダル」に厄落としの旅に出ることを思いつく。「イセカンダル」とは、銀河の彼方にある行けば幸せになるという伝説の惑星だ。が、その時、ハッチがひょっこり顔を出す。一人で飛び立ったと思っていたロビーだが、ハッチを乗せたままだったのだ。「決めた!俺も行く!」「そんな勝手な!」こうして旅立った二人は、恒星間ワープを駆使して、 一路「イセカンダル」を目指してギャラクシー街道を突き進むのだった。

スタッフ
原作:馬谷たいが / 監督:高松信司 / シリーズ構成:金杉弘子 / キャラクターデザイン:八尋裕子 / コンセプトデザイン:三沢伸 / アニメ−ション制作:スタジオコメット
キャスト
ロビー・ヤージ:中井和哉 / ハッチ・キタ:河本啓佑 / JPS-19(イック):阪口大助 / ヤン:杉田智和 / アロ:木村昴 / グラ:徳留慎乃佑

コメント

タイトルとURLをコピーしました