『RobiHachi ロビハチ』9話感想 12話はなぜ欠番になってしまったのか?

『RobiHachi ロビハチ』9話「亭主の好きなヒザクリガー」感想です。

スポンサーリンク

前回あらすじ

日頃の不満からイックは、人間がメカに虐げられている惑星であるマルベリー8に向かった。ロビーとハッチはヒザクリガーに乗り込み、星を探索する。ロビーは親しくなった住人のホシローになぜ革命を起こさないのかと問いかけるのだった。マルベリー8では、メカは近代兵器を禁止した戦を愉しんでいた。ヒザクリガーはメカ大王の傭兵にスカウトされる。戦当日。対峙するメカ伯爵はヤンを傭兵にしていた。ピンチになるヒザクリガーだったが、ホシローがどさくさに紛れて放置されていた近代兵器を奪い、革命を起こすことに成功するのだった。

9話あらすじ

ヒザクリガーの修理のためにヨッカマルシェに立ち寄るナガヤボイジャー。そこはイックが製造された惑星で、高度に自動工業化され、人間は趣味に邁進する世界であった。ナガヤボイジャーとヒザクリガーを設計したアルメーニに修理を依頼する。

アルメーニは地球のアニメが大好きで特に『ヒザクリガー』を偏愛していた。ナガヤボイジャーとヒザクリガーは、アルメーニが地球を訪れたとき、ロビーの父親と『ヒザクリガー』グッズを物々交換したものだった。そしてロビーの祖父であるユマは、『ヒザクリガー』の監督であった。

アルメーニとそのオタ仲間はロビーをゲストとしてヒザクリガー研究会へと誘う。そこでお蔵入りとなってしまった伝説の12話の話題になる。ロビーは物心ついた頃にその12話を繰り返し祖父に観させられていた。

12話を観たいあまりにアルメーニはロビーを昏倒させ記憶を抽出しようと試みる。拘束されるロビーだったが、そこに現れたのは追いかけてきたヤンだった。ヤンはロビーを救出し、逆に『美男少年LoveLove』という伝説のアニメを観たいがためにアルメーニを記憶抽出装置に掛けるのだった。

12話はなぜ欠番になったのか?

ロビーの祖父が『ヒザクリガー』の製作者ということが判明したが、『ヒザクリガー』の12話は地上波で一度放送されたきり封印されているという。その内容はロビーの記憶によれば、幼い子供2人が将来の夢について語るというもので、実際のその断片が作中でも流れていた。そこでは、ロビーに似た少年とハッチに似た少年が草原で寝転んで、一緒に宇宙旅行をしようと語っている。

一方で、冒頭で宇宙人とのファーストコンタクトが描かれていたが、宇宙人と最初に遭遇したのはハッチの祖父のロックである。今までの情報からハッチは王子様という可能性が高そうなので、ロックは国王と考えてもいいだろう。すなわち権力を持っている。

ハッチは今まで家族に行き先をバレないようにしていたので、父親か祖父?に宇宙旅行を止められているのではないかという想像ができる。したがって『ヒザクリガー』を子孫が見て宇宙に想いを馳せないようにロックが欠番にしてしまったのではないかと予想した。

結局は、ロビーとハッチは宇宙旅行を満喫していて、『ヒザクリガー』で描かれた将来の夢をなぞっている。ちなみに12話が欠番の元ネタは『ウルトラセブン』の12話「遊星より愛をこめて」で被爆者を怪獣扱いしたとして被曝団体に抗議されたためにお蔵入りになったものである。しかしながら、原発事故以降、核兵器や原発の恐ろしさを伝えるものとして欠番撤廃を求める声も多い。

コメント

タイトルとURLをコピーしました