『放課後さいころ倶楽部』1話感想 ボードゲームがテーマの日常系アニメ

『放課後さいころ倶楽部』第1話「知らない世界」感想です。

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1話あらすじ

引っ込み思案で遊び方が分からずぼっち気質な武笠美姫は、ひょんなことから天真爛漫なクラスメイト、高屋敷綾に半強制的に、知らない場所をさまよう迷子ごっこに付き合わされてしまう。

帰ることの心配ばかりしている美姫に、綾はもっと風景や自然を楽しむようにアドバイスする。最初は戸惑っていた美姫だったが、美しい夕日を眺めるころには楽しさを感じられるようになっていた。

帰り道、駅前で委員長の大野翠を見かける。校則に厳格な翠がこんな夜にどこに出かけるのか気になり、あとをつけてみると、さいころ倶楽部というアナログゲームショップにたどり着いた。翠はそこでバイトをしていたのだ。

店長の金城タケルに薦められるまま、マラケシュというボードゲームをプレイすることに。美姫は初めてのボードゲームで困惑していたが、翠の助けもあり、タケルに勝利を収める。美姫と綾はボードゲームの虜となってしまうのだった。

ありそうでなかったボードゲームアニメ

美少女に何かさせてその様子を鑑賞するというのが最近の日常系アニメの主流になっている。前期はついに筋トレまでたどり着いてしまったが、今期はボードゲームである。アナログゲームの競技人口(って言っていいのかな?)は増えてきていると聞くし、タイミング的にはちょうどいいかもしれない。

私も大学生のころ、友人や後輩はボードゲームが好きでたまにプレイしたことがあるが、確かに友達とワイワイやりながらゲームをするのは楽しい。ただ一緒に遊んでくれる人がいないと遊べないので、社会人になると楽しめる人は少ないのではと思う。さいころ倶楽部のような交流できるボードゲームショップが近くにあればいいのに。

今回、美姫たちがプレイしたマラケシュも実在するボードゲームである。次回はごきぶりポーカーらしいので、実在のボードゲームを紹介していくような内容になるのではないかと思う。

オーソドックスな日常系

アニメ自体は割とオーソドックスな日常系といった感じ。男性キャラがひとりいるのが気にならないこともないが、まあそれは別にいい。作画も綺麗だったし、どうしてもゲームの説明があるので台詞量も多くなりがちだが、30分楽しく見れた。

主人公の京都弁が心地よい。ただ声優の宮下早紀さんは京都出身ではなく奈良出身というのがなんとも。京都出身の方が聴いたら違和感のあるイントネーションなのかもしれない。ちなみにたまに京都弁が出る富田美憂さんは埼玉県出身。京都出身声優使えよと思わんこともないが。

その富田美憂さんは個人名義でオープニングを担当している。この曲でソロデビューすることが決まっていて、最近乗りに乗っている声優のひとりだろう。

ボードゲーム好きな人にはもちろんおすすめだが、ボードゲームを知らない人が見ても十分楽しめるのではないか。もし友人がいるなら、アニメに登場したゲームを一緒にやるのもきっと楽しい。

<<第2話の感想はこちら

作品情報

イントロダクション

いつもひとりでいること。人付き合いが苦手で引っ込み思案な武笠美姫にとっては、それが当たり前の日常。そんな美姫が、天真爛漫なクラスメイトの高屋敷綾、クラス委員長の大野翠、ドイツからの転校生エミーリアと出会い、ボードゲームを通して友情を深め、少しずつ前に進んでいく。当たり前だった日常が、特別な毎日に変わっていく。

スタッフ・キャスト

キャスト

武笠美姫:宮下早紀 / 高屋敷綾:高野麻里佳 / 大野翠:富田美憂 / エミーリア:MAO / 金城タケル:黒田崇矢 / 吉岡龍二:堀江瞬 / 牧京子:松井恵理子 / 高屋敷花:東城日沙子 / 渋沢蓮:小岩井ことり / 青島悠人:八代拓

スタッフ

原作:中道裕大 / 監督:今泉賢一 / シリーズ構成:前川淳 / キャラクターデザイン:伊部由起子 / サブデザイン:宮川智恵子 / 助監督:伊東優一 / 美術監督:芳賀ひとみ / 美術設定:上原伸一 / 美術:スタジオラグラス / 色彩設計:篠原愛子 / 撮影監督:佐藤哲平 / 2Dワークス:田村あず紗 / 3Dワークス:籠屋大志 / 撮影:旭プロダクション / 編集:梅津朋美 / アフレコ演出:稲葉順一 / ダビング演出:ハマノカズゾウ / 音楽:片山修志(Team-MAX) / OP&ED楽曲制作:日本コロムビア / プロデュース:ジェンコ / アニメーション制作:ライデンフィルム / 製作:放課後さいころ倶楽部製作委員会

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