『さらざんまい』3話感想 燕太の一稀への想いの行き過ぎた発露

『さらざんまい』3話「つながりたいけど、報われない」感想です。

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前回あらすじ

尻子玉を抜いてくれたお礼にケッピは、なんでも一つだけ希望が叶う皿をプレゼントする。一稀は弟の春河(春かっぱ)のために皿が欲しかった。一方で、悠も兄のために希望の皿を手に入れたいと思っていた。先日から猫の毛皮を剥ぎ取る事件の容疑者とされていた男・猫山毛吉が隅田川に遺棄されているのが発見された。その後、猫が東京上空を浮遊するという現象が発生。ネコゾンビの仕業らしく、3人はカッパに変身し退治に向かうことに。退治には成功するものの、一稀がにゃんタローを盗んで、地域猫にしたことがバレてしまうのだった。

3話あらすじ

眠っている隙を狙って燕太は一稀に口付けをする。燕太はずっと前から一稀のことが好きだった。2人は幼少期からサッカーのゴールデンコンビだったが、一稀がサッカーを辞めてしまい、燕太はまた再びコンビを組むことを願っていた。

その頃、鱚専門店「魚河岸キース」経営のキース・モットクレーが遺体になって発見された。彼は結婚詐欺の容疑で過去に逮捕されていた。彼も怜央と真武に欲望を搾取されていた。キースはキスゾンビと化し、街中のキスと恋する女性を集めていた。

燕太達は姉の音寧を救うためにカッパになる。キスゾンビを撃退することに成功するが、さらざんまいにより燕太が一稀の体操着をクンカクンカしているところ、リコーダーを舐めているところ、そしてキスしているところの姿が漏洩してしまう。

一稀は罰ゲームだと誤解してくれたものの、ミサンガをねずみに奪われてしまう。しかし春河が一稀の捨てたミサンガを拾っていて燕太に手渡した。燕太はゴールデンコンビの再結成を夢を諦めないのだった。

ガチすぎる燕太の想い

まあ、寝ている間に口付けする時点で分かっちゃいたけど、体操着くんかくんかやリコーダーぺろぺろは女に対しても、女がやってもあかんでしょ。めちゃくちゃ美少女がやってたらちょっと嬉しいけど、私はそういう気がないので、男の友人がやってると考えたら怖いわ。それを罰ゲームということで「さらっと」流せるの一稀もすごい。きっと春河のことでいっぱいで、鱚との自撮り写真を撮ることしか考えてなかったんだろう。

燕太の回に関しては「つながりたいけど」の意味が生々しく思えて仕方がない。NGT48じゃないけど、「つながり」が解釈次第ではめちゃくちゃ露骨な表現に感じてしまう。個人的には姉の音寧ちゃんがめちゃくちゃ好き。私がお姉ちゃんキャラが好きなのもあるけど、単純にかわいい。

毎話同じ展開だけど…

『さらざんまい』は基本的には毎話同じ展開になっている。怜央と真武に欲望を搾取されてゾンビとなり、3人は尻子玉を搾取されカッパとなり、ゾンビを退治して秘密が漏洩する。『カワウソイヤァ』などの曲も同じで、バンクシーンも使い回しに近く、戦闘シーンもほぼ同じだが退屈せずに見られるのは、演出が上手いからだろう。

何が漏洩するのかというワクワクが最後に必ず待っているので、むしろ焦らされている感じがして逆に期待感を煽らせている。バラエティー番組で言えば、良いところで続きはCMのあとで!というようなもんだろう。漏洩が衝撃的であればあるほど、次回の漏洩も楽しみになるので毎話観たくなるアニメとも言える。

一稀がサッカーを諦めた理由?

春河は脚が不自由だということが明らかになった。これは2話でもずっと座っている映像しかなかったことや、家に手すりが付いているバリアフリー仕様になっていたことなどが伏線になっている。

この怪我?に一稀は何らか関与していて、自分を責めてサッカーを辞めてしまったという推測ができる。そして春河の脚を治すために希望の皿を集めているのだとも考えられるだろう。そうであれば燕太の願いは、春河の脚が治ったら解決するかもしれないので、皿の奪い合いにはならない。問題は悠の方で、彼の問題は独立しているように思うので、皿が集まっていったときに一悶着が起きたりするのかもしれない。

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