ネットフリックスアニメ『ULTRAMAN』第12話「エースキラー」感想です。
前回あらすじ
星司と進次郎はウルトラマンの在り方について口論になる。星司が挑発を繰り返し、2人はウルトラマンに変身し、戦闘へと突入してしまった。さらにセブンも参戦。星司を戦闘不能にする。弾の目的は星司を尾行し、星司の拠点を見つけることだった。一方、レナは再び進次郎のもとを訪れる。デート中にひょんなことからレナに進次郎の正体がバレてしまう。駅で別れた進次郎に、レナは電話をかける。進次郎に伝えた言葉は、彼のウルトラマンとしての決意を新たにするものだった。
12話あらすじ
エドは星司にコンタクトを取る。科特隊に入隊することは固辞されたが、エドから機密情報を受け取る。それは星司が巻き込まれた飛行機事故の真の犯人・エースキラーのアジトの情報だった。エドはすぐさまヤプールの元へ駆けつけ、スーツの腕を持ってエースキラーの元へ乗り込んでいった。
あまりに危険な行動にヤプールは科特隊へと救援を要請するが、当然ながら科特隊に捕われてしまう。ヤプールは星司の過去、そして航空機事故の真実を訥々と語り出す。
科特隊はアジトへと乗り込むことに。しかし入口のドアノブを捻った瞬間アジトが爆破。巻き込まれてセブンと隊員は戦闘不能になってしまう。進次郎が駆けつけるものの、現れたエースキラーの素早い強襲に成すすべもなくやられてしまう。
その様子を見ていた星司は、異星人を隠して生きてきた夕子の幼い頃の涙を思い出す。エースキラーへの憎しみを力に変えて、戦いへと赴くのだった。
星団評議会が黒幕
星団評議会が地球側と交渉を始める以前、先遣調査団を組織しこの星に送り込んでいたが、は航空機に乗っていた先遣調査団を始末するために事件を起こした。その時に巻き込まれたのが北斗星司であり、ヤプールとベムラーは、それを匿って育ててきたことが判明した。
そして航空機爆破事件を指示した黒幕は星団評議会だという。科特隊にとっては獅子身中の虫だったというわけだ。これによって、エドはむしろ敵サイドに近くなったとも言え、私が4話感想で書いた「最初の敵がベムラーならば、最後の敵はゼットンだというのが綺麗な流れ」というのに近付いているのではないかと思う。
ベムラーの正体は?
ベムラーは航空機事故を起こしたのではなく、救出しようとしていたのだったと明らかになった。そうなるとベムラーの正体は敵ではなく、地球人の味方だということだろう。また、11話でヤプールに姿を変えていると言っていたこと、2話でデュワデュワ言っていたことから、ベムラーは初代ウルトラマンであるという推論が導ける。
そしてベムラーの目的は、8話でウルトラマンが覚醒したら去っていったことなどを考えると、星団評議会の思惑から地球を救うためにウルトラマンを育てることではないだろうか。
エースキラーについて
エースキラーは『ウルトラマンA』に登場したサイボーグである。元ネタではヤプール星人が製作したものだが、今回はヤプールが製作したウルトラマンの敵になっているのが面白い。最後はウルトラ5兄弟が力を合わせて倒すので、本作でも最終話では、3人が最後の力を振り絞って倒す熱いシーンが観られるだろう。声優は平田広明。気だるいような演技がとても良かった。
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