ネットフリックスアニメ『ULTRAMAN』第13話(最終回)「本当のウルトラマン」感想です。
前回あらすじ
エドは星司の科特隊への入隊を拒否したが、航空機事故の真犯人であるエースキラーの居場所を教えた。航空機事故はベムラーが起こしたものではなく、黒幕は星団評議会だったのだ。ヤプールの救援要請もあり、星司を救うため進次郎と弾もそのアジトに乗り込むが、エースキラーの奇襲に戦闘不能に陥る。その様子を陰から見ていた星司は、正義感に突き動かされエースキラーへの戦いへと身を投じるのだった。
第13話あらすじ
星司がエースキラーに殴りかかるが、エースキラーのスピードと、傭兵部隊の物量にやられてしまう。セブンは傭兵部隊を殲滅するが、ウルトラマンと一緒にネペンテス星人の触手に捕らえられてしまう。
戦意を喪失した星司に、進次郎が激励をする。夕子への強い想いから覚醒し、エースキラーの腕を破壊。ほとんど自爆するような形で隠し腕からメタリウム光線?を発射してエースキラーの身体に風穴をあける。しかしエースキラーは再び立ち上がった。
命を賭した星司をさらに侮辱するエースキラーに進次郎は激昂。覚醒し、リミッターが解除される。そのままエースキラーをなぶり倒し、スペシウム光線で雲散霧消させた。
すると、宇宙空間からミサイルが発射され地球に降下してきた。そこに現れたのはベムラーだった。スペシウム光線でミサイルを爆散させ、宇宙空間の基地も破壊。星司を連れて何処へ去っていった。ウルトラマンは、地球を守り続ける。
怒涛の展開、ぶつ切りの結末
エースキラーを倒すまでは熱い展開だったのですが、そのあとミサイルが飛んできてベムラーが破壊してめでたしめでたしというところが、急な展開すぎてあっけに取られてしまった。ミサイルは星団評議会から飛んできたんだろうか?なんの説明もなかったので、さっぱり分からない。
最初アクシズ落としのようにウルトラマン全員で跳ね返すのかと思いきや、ベムラーに一瞬で粉砕されるし何が何だか。それで星司を連れて帰ったかと思いきや、急な場面転換で日常風景になり、ウルトラマンは今日も平和を守り続けるぜ!みたいな感じで言われて、ハテナが消えないままだった。打ち切りエンドかと。
結局1シーズンで全部書き切るのは無理だったんだろうなあと思う。多分ミサイルの説明とかもすると、また新しい章に入ってしまって、区切りが付かないんだろう。2シーズン目があればいいんだけど、今のところ何のアナウンスもないので期待薄なのかなあ。
主人公よりも主人公らしい星司
13話は、進次郎よりも星司の方が主人公らしかったと思う。愛する幼馴染のために、自分を顧みず敵に向かっていく姿はカッコよかった。一方、進次郎は最後は決めたものの、殆どの時間はネペンテス星人に捕まっているだけという。
進次郎には特別に守る対象というのが存在しなくて、信念がとてもフワッとしているように感じられる。最近のセカイ系の流行で、主人公には守るべき特定の対象がいる方が、具体的で視聴者も共感しやすいのかなと思う。レナとはもっと恋仲のような関係になって欲しかった。
今までも進次郎って基本負け続きで、あんまり良いシーンがなかった。最終話までに、ちゃんと倒したのは、エイダシク星人とブラックキングの二体だけ。ずっと異星人を始末することに良心の呵責があったからなので、完全に吹っ切れたここからが本当の主人公らしい活躍が観れるだろうに、やっぱり1シーズンで終わってしまうことが残念だ。
コメント